大手モーターメーカー「ニデック」(京都市南区)は12月19日、永守重信氏が代表取締役グローバルグループ代表を辞任したと発表しました。

 辞任は本人の意向だということです。

 ニデックをめぐっては、子会社の中国法人と取引先との間で、約2億円に上る不適切な会計処理が行われた疑いがあるとして、第三者委員会が現在調査していて、東京証券取引所からは「特別注意銘柄」に指定される事態となっています。

 永守氏は、1973年に前身の「日本電産」を創業。1代で世界屈指のモーターメーカーに育て上げました。2018年に経営トップから1度は身を退いたものの、“後継者選び”が難航し、再び経営トップに返り咲いていました。