ストリーミング再生数10億回以上の「怪獣の花唄」などのヒット曲を持つアーティスト・Vaundyが12月14日、「日曜日の初耳学」に登場。林修を聞き手に、楽曲制作のプロセスやモノづくりへの思いを語った。
今回は史上初の「情熱大陸」とのコラボ企画。「日曜日の初耳学」のインタビューと「情熱大陸」の密着映像で明らかになったVaundyの非凡さに、視聴者からも「考え方と言葉の説得力がすごい」「言葉選びがレベチ!」といった驚きの声が上がった。
■「歌詞を書いている時、もう一人いるんです」

現在25歳のVaundy。2024年のカラオケランキング1位になるなど多くの支持を集める「怪獣の花唄」は19歳で作ったといい、「『怪獣の花唄』はライブのため、みんなに歌ってほしくて作ったので。こうやって受け入れてもらえて、一番いい状態になったんだなと思います」と満足そうな表情を見せた。
視聴者の注目を集めたのは、そんなVaundyが楽曲制作の裏側について語った場面。「歌詞を書いている時、もう一人(自分の中に)しゃべっている人がいるんです」「曲を作っている時、歌っている時、しゃべっている時と、別の思考を持っているイメージ。しゃべりながら理論を構築している感じです」と、ステージごとに複数の異なる思考を使い分けていることを明かした。
さらに、「怪獣の花唄」の具体的な歌詞にも言及。この曲は、タイトルが「怪獣の花唄」なのに対し歌詞に登場する言葉が“怪獣の歌”であることからさまざまな考察を呼んできたが、Vaundyによると「“(怪獣の)歌”を歌っている子(主人公A)と、それを見ている主人公Bがいるんです。怪獣の歌を聴いて、(その歌い手とは別の人物によって)“怪獣の花唄”ができた、っていう曲なんです」と語った。
「怪獣の花唄」の歌詞の中で、時空を超えた2人の人物の視点が交錯しているという本人解説に、さすがの林も「ちょっと休憩とって家でもう一回考えていいですか(笑)」と混乱ぎみ。視聴者からも「怪獣の花唄と怪獣の歌があるって今知った(笑)」「奥が深すぎて驚いた」「Vaundyの思考どうなってるの!?」と、驚きの声が飛び交った。
そんなVaundyにコメントを寄せたのが、テレビに滅多に登場しない山下達郎。夫婦でVaundyのライブに通うほどのファンだと言い、「ものすごく先が楽しみな人ですね」と、その才能を絶賛。「もしステージをやるなら、めちゃくちゃうまい人を見つけてやるべきだと思います。そうすれば、1人でやっていた世界が現実に再現できる」とアドバイスを送った。














