衝立の向こうから…すすり泣く声

今回の裁判には被害者参加制度に基づき、被害者側が参加した。被害者代理人の弁護士からは「申し訳ないという言葉があったが、どうしてそう思うのか?」などの質問があった。

被告の男(24)はそれまでの回答と同様の言葉で、「被害者の将来にも影響があると聞いて申し訳ないと思った」などと語った。衝立の向こうからは、すすり泣く声が漏れ聞こえた。

弁護側の証人として出廷した母親とその交際相手はそれぞれ、「大人しい子だった」「(聞いた時は)ビックリした」「そんなことはしないだろうと思っていたから全く予想外と感じた」「普通だと思っていた」などと語った。

男の公判は年明け1月に求刑、2月に判決が言い渡される。

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