12月21日に行われる全国高校駅伝で、大分県代表の大分東明が男女アベック出場します。男子は監督と歩んだ3年間の集大成として、女子は1年生の台頭と3年生の結束力で上位進出を狙います。都大路での快走を誓うチームを取材しました。

男子:監督と歩んだ3年間の集大成

15年連続24回目の出場となる男子は、11月の県予選で去年のタイムを3分半縮めて優勝。Bチームも2位に入り、例年以上に総合力の高いチームに仕上がっています。

駅伝リーダー 平野遥斗:
「夏から体幹トレーニングなどを見直してやってきて、全体的に去年よりも記録が大幅に更新されているという実感があります」

シーズン序盤、実力はありながら結果が出ず苦しんだ中、就任3年目の奥村隆太監督は調整方法を大幅に変更。本番を意識したスピード練習のタイミングを「大会2日前」から「4日前」に変え、直前の負荷を減らしました。選手も「レース終盤に足が残り、記録を出せるようになった」と手ごたえを感じています。

駅伝リーダー 平野遥斗:
「自分たちの学年が、奥村先生1期生という形で3年間歩んできました。全員で笑顔でタスキをつないで、ゴールする姿を先生に見せたいと思っています」

模索してたどり着いた調整法で準備は万端。選手と監督の3年間の集大成を込めてタスキをつなぎます。