突然、火事や地震が起きたらどうやって避難するのか。福島市の小学校では、児童たちがリアルな災害体験を通して自分たちの身を守る行動などについて学びました。

煙の中を潜り抜ける子どもたち。17日、福島市の岡山小学校で行われたのは「ぼうさい体験パッケージ」です。これは防災について楽しく学ぶことで、災害時の対応力を児童たちに身につけてもらおうと福島市が開いたもので、1・2年生が参加しました。

煙ハウス体験では、体に害のない煙を焚き、視界がさえぎられる中、姿勢を低くして煙を吸い込まない避難の方法を学びます。

参加した1年生「ハンカチで口を押さえて息をできるようにしたり、壁を触って出口まで出るということをしようと思った」

一方、こちらは、足場や視界が悪い中での避難を想定した「災害脱出救済ゲーム」。児童たちは、事前に作った「新聞スリッパ」を履くことで、災害が起きた時に靴がない状況でも足を守れることを身をもって感じていました。

参加した2年生「家でも新聞紙でスリッパを作るなどして、災害で生き残りたい」

福島市危機管理室・佐久間悠司さん「(児童たちは)楽しみながらもすごく真剣に取り組んでいたので、とても良かったと思う」

福島市は今後、この防災教室を市内の他の小学校でも行うことにしています。