ノーベル賞やレコード大賞など、世の中に様々な賞がありますが、ちょっと変わった賞の大賞が発表されました。

日本に数多ある寺。スルーしがち、だけど目にとまってしまうのが、仏の教えを伝える「掲示板の標語」です。

「すごくいい言葉だから絶対写メして帰ります」

今月、全国津々浦々の寺の掲示板に掲げられた「標語」の大賞が発表されました。応募総数は、3408作品!大賞を含め、16作品に賞が贈られました。

東京・台東区にある寺の受賞作品は…

『苦しみがなくなるのではない。苦しみでなくなるのです』

金嶺寺 前住職 末廣照純さん
「心持ちが変わることによって、それが苦しみでなくなると」

そのほか、「慣れていくことに慣れてはいけない」など、胸に沁みる標語が目立つ中、和歌山県にある蓮生寺の作品は!

蓮生寺 住職 磯﨑一寛さん
『お寺はいのちのパビリオン』

くだけた標語を考えたのは住職の妻・尚子さん。

妻・尚子さん
 「(万博の)パビリオンみたいな命を感じられるところはないのかなと思ったときに、身近にあるじゃないかと。お寺こそ、代々ご先祖様から脈々(ミャクミャク)とつながってきた」

栄えある大賞に輝いたのは!

『自分ファーストという貧しさ』

この言葉にドキッとした人、いませんか?