屋根が半分飛んでも「全壊」にならない…生活再建の壁

被災者(10月)
「ここの屋根が半分飛ばされて、雨が入ってきた。(判定結果は)全壊だと思ったが全壊にならないもんで」

生活再建に向けて、被災地では市の職員などが被害認定調査にあたりました。

再調査を受ける住民
「屋根と外壁ですね。外壁は建築業者から『全部はりかえ』と言われていて、中のクロスもはりかえで、屋根も全部瓦交換なので、1000万円くらいの作業になる」

仮に一部分に大きな被害が出ていたとしても、その他の場所の被害の程度によっては「全壊」の判定が出ないケースがあり、複数の住人が再調査を依頼しました。

家屋の解体費用を地方自治体が負担する「公費解体」の受付はようやく来週から始まりますが、国からの「支援金」をいまだに受け取れていない被災者もいます。