例え“空振り”でも防災対策を
一方、北海道・三陸沖以上に巨大な地震が起きると警戒されているのが南海トラフ地震です。政府の地震調査委員会は2025年9月、発生確率を見直して「30年以内に60~90%程度以上」などとしています。

こちらは危険度に応じて「巨大地震警戒」と「巨大地震注意」の2つの呼びかけがあります。2024年8月には、今回と同程度の対応が求められる「注意情報」が初めて出されました。
今後、最も危険度が高い「巨大地震警戒」が出された場合は、沿岸部などの一部地域には“事前避難”が求められます。
防災対策は野球のバッティングに例えられることがあります。

今村教授は「政府の情報で“空振り”となっても、防災意識を高める自分のための“素振り”と捉えて地震に備えてほしい」と話しています。














