専門家は、活発化する青森県東方沖での地震の活動域が広がることで後発地震につながる可能性があると指摘します。
海底地震学を専門とする東北大学の日野亮太教授は、12月12日の地震は12月8日の地震の余震とみています。

東北大学・日野亮太・教授:
「月曜日(8日)の夜中に地震が起こって、次の日の朝までにけっこうな回数の有感地震があった。その一連の地震活動のつながりだと思う」

また、12月8日以降、青森県東方沖で活発化している地震の活動域が広がっていて、広がり続ければ別の地震の震源域を刺激することで後発地震を引き起こすおそれがあると指摘します。

東北大学・日野亮太・教授:
「今度の地震でまた(活動域が)広がってさらにその先で、という連鎖反応を繰り返していくと、場合によっては大きい地震につながる可能性がある」

東北大学・日野亮太・教授:
「このまま収まる可能性のほうが高いと思うが、南の方に広がると大きい地震の種があることはわかっているので気になる」

そのうえで日野教授は、ハザードマップを見直すなど発生時にどのような行動を取るか確認してほしいと話しています。














