医師らは「最後の砦」リスクが高い出産と日々向き合い続ける

 1カ月後ー

(循環器医 神谷医師)「動悸はどうですか?」
(田中瑞季さん)「産後はちょこちょこあったけど、退院してからは感じていない」

 出産直後は不整脈が出ていましたが、落ち着いてきているといいます。葵遥ちゃんも元気いっぱいです。

(田中瑞季さん)「やっぱりほかのひとに比べたらリスクもあるし大変な部分もあるんですけど、この病院で産めて、心配もあったんですけど、フォローがしっかりあって、安心して産むことができてよかったです」

 心疾患があっても子どもを諦めなくていいように。吉松医師らは、「最後の砦」としてリスクが高い出産と日々向き合います。
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(産婦人科医 吉松医師)「別に妊娠がすべてってわけじゃないじゃないですか、子がどもいるってことがすべてではないって僕も思っているし、そうじゃないからといって、自分の人生で足りないって思う必要は僕は全くないって思うけれども、やはり望んでいる人に対してはその望みがどんなふうにかなえてあげられるのかってことを、医療の知識や技術を持っている人間が(方法を)提供できるってことは大切なこと」

(2025年12月11日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)