襲われた後も続く後遺症

傷口は既に塞がっています。野生のクマはどんな病気を持っているかわからず、女性は破傷風の注射を打ちました。2回目の注射を打ち、さらに来年また注射を打たなければならないのだと言います。

さらに、手の震えが起きてパニック状態になることがあり、女性は気持ちを落ち着かせるため、安定剤を飲んでいると明かしました。「多少は駆除しないと…」記者がそう問いかけると女性は「多少じゃないね、本当にある程度殺してほしい」と語りました。

宮城県内では、栗原市の栗駒山で10月、キノコ採りで山に入った70代の女性がクマに襲われ死亡。一緒にいた70代の女性が行方不明となっています。今年の人的被害は5件に上ります。

行方不明の女性の痕跡は今も発見できていません。近くに箱わなを設置しましたが、女性を襲ったとみられるクマの捕獲には至っていません。