中国残留孤児が歩んだ戦後80年

戦時中、日本の占領下にあった中国東北部の旧満州。中村さんは中心都市の瀋陽で日本人の両親らと暮らしていました。

(中村和子さん)
「3歳の時、母親と一緒に中国に行った。大きな船に乗って。母は花柄の白い和服を着ていた。父は軍人で刀と銃を持っていて怖かった」

翌年の昭和20年(1945年)、日本は敗戦。すると、両親との暮らしは突如、終わりを告げます。