モルヒネの連続投与開始
7月14日正午、最終麻酔薬モルヒネの点滴による連続投与を開始。
最終麻酔薬モルヒネを、微量から点滴の中に入れ、意識を朦朧とさせ、死を感じなくさせ、量を増やし、2ヶ月程度心臓を弱らせて眠るように死なせてやるはずでした。

アイが選んだ最後のお別れの服は、大好きだった学校の制服。
ダボダボになった制服をお母さんと看護師長さんが泣きながら、綴り縫いで合わせてくれた。
アイの斑点だらけの体は、長い長い入院生活で本当にいいお友達になってくれた若い看護師さんたちが、自らすすんで、みんなで抱っこして一緒にお風呂入ってくれて、綺麗に洗ってくれて、髪の毛編んでくれて。
体中の斑点、唇も目の周りも白く塗ってくれた上、淡い淡い最後のお別れのお化粧してくれました。
アイの最後の言葉は、
『父さんありがとう。
母さんありがとう。
お姉ちゃんありがとう。
水谷先生ありがとう。
みんな、みんな、ありがとう』
だったんです。
でも、アイの最後はむごかった。














