〈8〉3Dスキャン
最後に特殊なカメラで歯を3Dスキャンします。
この3Dモデルを基に模型を作り、噛み合わせの確認や詰め物、インプラントを作ることも可能です。

大崎シティデンタルクリニックでは、歯科ドックの費用は3万3000円(保険適用外)。
検査時間は90分で、約2週間後に60分の詳しい結果説明が受けられます。

若林アナウンサー:
歯科検診では今の状態を知ることはできるんですけれど、歯科ドックでは「この菌があると虫歯になりやすい」とか「この歯が今後危ないですよ」という、これからのことが分かる。
噛み癖や食い縛りなど、どの歯に負担がかかっているかもわかるので、今後のためのアドバイスもいただける。自分の歯と長く付き合っていくために気になることをたくさん知ることができました。
コメンテーター 小林よしひさ:
私も受けたいです。小学校1年の娘がいるんですが、子どもも受けられますか?
歯科医・歯学博士 照山裕子氏:
子どもでも受けられます。特に虫歯のリスクは子どものうちに見ておいた方がいいので、唾液の質を調べるなどすると将来の予防に役立つと思います。
歯周病検診 自治体や国の補助も

歯周病検診は、自治体で補助が出るところもあります。
例えば東京の北区では20歳から70歳までの5歳おきに、無料で歯周病の検診を行っています。同様に千葉県の市川市でも20歳から70歳の10歳ごとに、無料で検診を行っています。
横浜市は20歳から70歳の10歳おきに、費用500円で歯の検診・歯周ポケットの測定を行っています。
歯周病対策には国も力を入れており、健康診断で歯周病の検査を実施する企業に支援を行っています。2026年度予算の概算要求は1億8000万円計上されています。
歯科医・歯学博士 照山裕子氏:
自治体や国が補助を行なうことになった背景には、長いデータの蓄積があります。
歯がたくさん残っている人の方が医療費が少ないということが、国が調べてわかっていますので、予防の意識が大事だということですね。














