石川県金沢市のJR金沢駅前の一等地がホテル解体後、開発されず更地のままとなって7年。10日開かれた金沢市議会では、この跡地をめぐって「保全」か「開発」か賛否の声が噴出するなど、市民を巻き込んだ議論となっています。

問題となっているのは、金沢駅東口の目の前に1963年開業した都市型ホテル「金沢都ホテル」の跡地です。

老朽化により2017年に閉館、2018年に解体されてから、すでに7年間もの間、開発されずに更地のままとなるなど、金沢の一等地とも言える場所が塩漬け状態となっています。

2025年9月に示された再開発構想では、高さ150mを超える日本海側トップクラスの規模の官民複合ビルの建設が、土地を所有する近鉄不動産側から石川県と金沢市に対して示されました。上層階にはホテル、中層階には居住スペース、下層階は公共スペースが入る計画です。