兵庫県の告発文書をめぐる私的な情報の漏えいを受けて、斎藤知事の給与を減額する条例の改正案について、議会は知事の発言などを理由に継続審議とする方針を固めました。

 兵庫県の斎藤知事は、元県民局長の私的情報が漏えいした問題で、自身の給与を減額する条例改正案を6月議会に提出しました。

 議会側は「事実の解明が進んでいない」などとして採決を見送っていましたが、知事の管理責任が明記された修正案に自民党県議団などの主要会派が賛成する意向を示していました。

 ところが、斎藤知事が修正案について「内容は変わっていない」などと述べたため、議会は12月10日開かれた委員会で修正案について6月、9月議会に続いて3度目の「継続審議」とすることを決めました。