熊本大学教育学部附属小学校で来年度に新設される「国際クラス」の合格者が発表されました。

熊大附属小では来年度から、全国の国立大学附属の小学校で初めて、「国際クラス」を全学年に設置します。

12月6日には、外国から日本に来たり、帰国したりした子ども達の入学試験が行われ、新1年生は10人が受験しました。

そのうち7人が合格し、今日、校舎の玄関に合格者の受験番号が書 かれた紙が張り出されました。

合格した児童の保護者は…。

保護者(台湾出身の娘が合格)「娘は日本の幼稚園に通っているので、今後も日本語の勉強を続けてほしい。英語は少しだけしか話せないので、ここで勉強してほしい」

保護者(台湾出身の息子が合格)「日本語も英語も上達できる。日本の礼儀も学んでほしい」

記者「合格した児童たちは、来年4月からこの新しい国際クラス用の校舎で授業を受けるということです」

学校によりますと、国際クラスは各学年に1クラスずつ設置され、1年生が24人、2年生以上は28人です。

このうち、外国出身や帰国した児童の定員は各学年7人で、残りの枠は新たに入学する日本人の児童や熊大附属小の一般クラスからの編入児童などで構成する予定です。

来年1月5日には、国際クラスを希望する日本人の新1年生を対象にした入学試験も行う予定で、12月9日時点で定員17人の枠に対し、45人が出願しているということです。