「不断の監視」政治資金をデータベース化

「政治とカネ」の問題に解決の道筋はあるのか。シンクタンクの代表理事・西田尚史氏。国会議員など2300を超える収支報告書をデータベース化し、2025年4月に公開した。

政策推進機構 西田尚史 代表理事
「『政治家から探す』というところから高市さん、を打っていただくと、高市早苗さんの欄が出てきて」

例えば、高市氏の場合、自身が代表をつとめる「新時代政策研究会」と「選挙区支部」、2つの政治団体がある。データベースでは、2つの団体の収入と支出の合計や内訳が一目でわかるようになっている。

西田代表理事
「2023年度に収入総額は1億円集められている」

一方、企業・団体側についても、献金先の一覧がわかる。

西田代表理事
「『日本医師連盟』を検索してみると、『日本医師連盟』が出てきて。突出して大きい額、総額でいくと2億9740万円。献金ないしパーティー券の購入をしている。政治団体もそうですが、どの政治家にいくら出しているのか、ランキング形式でわかるような形にしている」

西田氏がこのシステムで分析すると、主要5政党への企業・団体献金の総額の約96%が自民党だったという。

西田代表理事
「こういうデータベースがあって、初めて不断の監視ができる。それはコストをかけずにできるものだと思うので、維持していきたい」

さらに、“政治資金をまる見えにする”、という政党も出てきている。