金沢市の観光名所長町武家屋敷跡では、冬の訪れを告げる風物詩「薦掛け作業」が6日から始まりました。

薦掛けは金沢の水分を多く含んだ雪で土塀の土が剥がれたり傷ついたりしないよう編み込まれた藁でできた「薦」を掛ける作業です。金沢では毎年この時期に行われていて今年で40回目となり、薦は16人の職人が一つ一つ手作業で丁寧にこも掛けを行いました。
金沢市によりますと薦を作る職人は現在80代の男性1人しかおらず、担い手の不足が課題となっているということです。
訪れた人は…
「一つ一つわらで結んで切っているというのがすごいなと思った。夏にはなく冬だけの景色なので貴重な景色だと思います」
土塀のこも掛け作業は7日にかけて、総延長約1・2キロの区間で行われ本格的な冬のシーズンに備えます。薦は来年の3月中旬まで設置されるということです。














