過去のつらい経験を未来に

渡邉さんは、毎週火曜日と金曜日にランニングクラブの指導にあたっています。

「じゃあ、行きますよ、よーいスタート!」

メンバー1人ひとりの課題やタイムに合ったアドバイスをしています。

ランニングクラブのメンバー:
「目標にしていたタイムを達成することができたり自信になっている」
ランニングクラブのメンバー:
「渡邉コーチに教えてもらってこういう走り方をすれば楽に走れるんだと、ちょっとずつ分かってきて、走ることがどんどん楽しくなってきたので、教えてもらってよかった」

渡邉利典さん:
「過去を振り返ると確かに辛い経験も私自身もありましたけど、未来にこれをつなげていき、さらにこの宮城県をもっともっと盛り上げて楽しいものにしていきたい」

渡邉さんは、2026年3月には防災とランニングを組み合わせたイベントを仙台市と一緒に計画していて、青山学院大学陸上競技部から現役の学生ランナーも招待する予定だということです。ランニング、運動を通して健康づくりを支える。渡邉さんは新たなゴールテープに向かって、これからも走り続けます。
【前編】箱根駅伝2連覇ランナーのその後…アスリート引退後の決断