島根県環境生活部によると、島根県立水泳プールの水道メーターは、松江市が設置しているメインのプールの使用量を測るメーターとは別に、県が設置している下水道などの使用量を測る「水道子メーター」と呼ばれるメーターが3台あります。

島根県立水泳プールでは、トイレで使用する水の一部を雨水を再利用して使っていて、雨水の使用量に応じて下水道料金を払っていますが、その量を測っている水道子メーター1台が2017年2月から動かなくなっていたということです。

プールの指定管理者である島根県スポーツ協会がこのことを気付かず、以後8年以上にわたり雨水の使用量を0立方メールとして計測していたため、その分の下水道料金を過少に払い続けていました。

今年10月中旬に、別のスポーツ協会の職員がこの事実に気付きましたが、県への報告内容が十分でなく、県が最終的に、下水道の長期にわたる過少払いを認識したのは11月下旬になってからでした。