大相撲の冬巡業、大分場所が2年ぶりに大分市で開催され、白熱した取り組みに会場は歓声に包まれました。

(吉田キャスター)「2年ぶりの大相撲大分場所。会場の前には長い列ができ、期待の高さがうかがえます」

大相撲ならではの触れ太鼓とのぼり旗。大分市のクラサス武道スポーツセンターで2年ぶりに開催された大相撲の大分巡業には九州場所で活躍した多くの力士が登場し、会場には3000人を超える観客が訪れました。

(観客)「巡業は10数年前に宇佐に行って以来です。今年は新しい横綱とか誕生したので楽しみです」「翔猿がかっこいい。かっこいい相撲を見たい」「大分での巡業は毎回来ているんですけど楽しみです」

会場では幕内最年長の玉鷲による握手会や、取り組みを控えた大関の琴櫻がファンとの写真撮影に応じるなど、本場所とは違った力士たちのリラックスした表情を多くの来場者が楽しんでいました。

横綱・大の里がけがで不参加のため、1人横綱として登場した豊昇龍の堂々の土俵入りに会場は盛り上がりをみせました。

また、幕下以下の取り組みでは県出身力士が登場し、地元のファンから大きな拍手が送られました。

このあと、行われた幕内力士の取り組みで一番大きな歓声を受けたのは、九州場所で優勝したウクライナ出身の新大関・安青錦。関脇の王鵬(おうほう)を上手投げて破ると会場が大きく湧きました。

このほか、土俵では相撲の禁じ手を面白おかしく演じる初切や相撲甚句の披露も行われ、大相撲大分場所は大盛況のうちに幕を下ろしました。