高騰の背景に”転作”によるもち米の減少

なぜ、もち米の仕入れ価格が高騰しているのでしょうか。

使っているもち米は佐賀県産の「ヒヨクモチ」

佐賀県は日本有数のもち米の産地です。佐賀県のもち米を含む主食用米の作付面積は2024年産は2万2000ヘクタールで、2025年産は2万3700ヘクタールと、1700ヘクタール増えています。

ただ、もち米だけでみると約1割減少しているのです。背景にあるのが、白米として食べられる、うるち米の高騰です。需要の高まりを受け、生産者がもち米からうるち米への転作を進めました。その結果、もち米の生産量が減少し、価格が急騰したのです。

岩田屋餅菓子店 岩田政己さん
「上げたくはなかったけど、計算して去年と同じ金額だと商売しない方がいい金額になるので」