米国の“地上攻撃” 現実性は?

この強硬姿勢の背景にあるとされるのが、反米左派のベネズエラ・マドゥロ政権です。

上智大学 前嶋和弘教授
「ベネズエラは中国に近い。そして反米政権。ならばベネズエラに対して、圧力をかけてやれというのがトランプ政権。ベネズエラのエネルギー・原油は、アメリカにとってライバルになる。中国にエネルギーを供給するのは、敵に塩を送るようなものだとみている」
豊富な資源を持つ中南米を重要視するアメリカ。自国の安全保障のためにも、中国に近いベネズエラ政権の交代を狙っていると前嶋教授はみています。
アメリカ軍はここ数日、ベネズエラ近くの海や島で訓練を行う動画を公開しています。「地上攻撃」は差し迫っているのでしょうか。

上智大学 前嶋和弘教授
「アメリカ人の血は流したくないので、プレッシャーをかけて、音をあげるのを待っている段階。ベネズエラはいま民兵を集めている。何かアメリカに刺激されて、ベネズエラ側も一線を越えてしまったら、アメリカ側としてやりかえすことになる」














