大分県竹田市の無形民俗文化財に指定され、正月に無病息災を願う縁起物の姫だるま作りが、今、最盛期を迎えています。

優しいまなざしで、うっすらとほほえみをうかべる愛らしい姫だるま。市内で唯一製作を受け継ぐごとう姫だるま工房では、10月後半から正月の縁起物とされる姫だるま作りが始まっています。

ごとう姫だるま工房(竹田市)

この地域では正月に縁起物として各家庭に姫だるまを配る「投げ込み」と呼ばれる風習があります。新年に向け姫だるま作りが今、最盛期で4日も工房の職人3人が和紙を貼った張り子に白い胡粉を塗ったり模様をつけたりする絵付けを進めていました。

すべて手作業のため、1体の完成には1週間から10日間ほどかかるということです。

(ごとう姫だるま工房・後藤久美子さん)「ゆっくりとしか進み具合としてはないんですけど、一番忙しい時です。幸せな笑顔が一年続く年であるように受け取っていただきたいと思います」

竹田市の伝統を受け継ぐ姫だるま作りは年内まで作業が続き、去年と同じおよそ200個を製作する予定です。