被災した輪島市職員、初めて自らの被災経験を語る
プロジェクト2日目。穴水高校の生徒たちも加わり、鉄道やバスで被災地を回りながら、当時の様子などを聞き取るツアーが行われました。

輪島市を訪れた生徒たちを迎えたのは、市の職員、林克彦さんは、この日、自らの被災体験を初めて語りました。
輪島市まちづくり推進課・林克彦さん「電信柱が倒れている、電線が垂れ下がっている所をかいくぐって何とか子供たちの所に行きました。子どもたちは潰された家から娘、息子だけが何とか外に出れている状態…」「家がぺったんこでどうしようもないぐらい、手の施し様がないくらいの潰れ方でした」
そして、林さんはこう続けました。

輪島市まちづくり推進課・林克彦さん「地震を乗り越える姿をお父さんは仕事で見せるから、その姿を見ていてねと。だから仕事を頑張る姿を後で思い出した時に、お前たちが災害を克服する何かになってくれたらお父さんも嬉しいと思うから仕事頑張って良いですか?って聞いたんですよね。そしたら「良いです」って言ってくれたから、私はそれをいまだに心において仕事を頑張っています」














