アンカー区間の6区 優勝したのは?

そして、アンカー区間の6区。環太平洋大は、4年の高嶋荘太選手が。日本インカレで入賞経験もあるトップランナーですが、卒業とともに競技を終えます。

(環太平洋大学4年 高嶋荘太選手【画像⑭】)
「今年で陸上を引退なので、『最後ゴールテープが切りたい』ということで、6区にお願いをしました」
「勝って、来年の後輩のためにも、出雲駅伝の切符をつかみ取れたら」

【画像⑭】

環太平洋大は、1位で高嶋選手へ!岡大はひとつ順位を落とした3位で、長距離パート主将の木戸選手へとタスキがわたりました。

フィニッシュ地点。ずっとチームを支えてきた仲間を信じて待ちます【画像⑮】。

【画像⑮】

最初に帰ってきたのは広島経済大。アンカーが、区間賞の走りで逆転優勝です。環太平洋大は2位。岡大は3位でした。

(環太平洋大学体育学部4年 山本涼介選手【画像⑯】)
「ありがとう。大丈夫大丈夫。お疲れほんまに」

【画像⑯】

実は、この2日前。停車していた環太平洋大の選手たちが乗った車に、トラックが追突する事故が起きていました。

選手たちは病院に救急搬送…。むちうちや打撲などをしていましたが…走りたい強い思いから、医師の許可を得て出場したのです。そして選手たちは、決してこの事故を勝てなかった理由にしませんでした。

(環太平洋大学4年 高嶋荘太選手【画像⑰】)
「悔しいですね。悔しい」
「でも、ここであきらめちゃだめだって」

【画像⑰】

胸には、どんな状況でもあきらめなかった、という誇りがあります。

(環太平洋大学4年 高嶋荘太選手【画像⑱】)
「陸上は、自分で走る競技ではあるんですけど、チームで助けあったり励ましあったり、みんながいないとできない競技だと、この10年間で気づきました」

【画像⑱】

山本選手は、マラソンで世界を目指します。

(環太平洋大学体育学部4年 山本涼介選手【画像⑲】)
「本当に幸せな経験をさせてもらって、いい景色をたくさんみさせてもらったので感謝の気持ちでいっぱい」
「『こいつならやってくれる』と信じられるような選手になりたい」

【画像⑲】

岡大も、このままでは終われません。

(岡山大学工学部3年 長距離パート主将 木戸颯選手【画像⑳】)
「去年から比べると、見劣りする結果にはなってしまいました」
「来年、岡大は黄金期を迎えるのと思うので、もう1年しっかり走るので、これからもよろしくお願いします」

【画像⑳】

(岡山大学医学部6年 岩崎亮太選手【画像㉑】)
「僕が1年生の時に出たこの大会は、観客の応援もなくて、そこから『優勝しかない』という目標までたどり着けたのが、すごいチームになったなと。楽しい陸上競技人生だったなと思います」

【画像㉑】
【画像㉒】