2週間前、大分県の海沿いにある住宅密集地で180棟以上が焼ける火災が発生しましたが、宮崎県内にも似た特徴を持つ地域が少なくありません。
海や川に囲まれた延岡市方財町もその一つで、被害を防ぐためどのような対策をしているのか取材しました。
海と五ヶ瀬川、大瀬川に囲まれた延岡市方財町
先月18日、大分市佐賀関で発生した大規模火災。住宅街が瞬く間に火の海となり、182棟が焼けました。

火災は海沿いの住宅密集地で発生し、狭い路地などが影響して消火活動が難航したことや、強風や空気の乾燥といった気象条件などさまざまな悪条件が重なったことが延焼が拡大した要因とされています。

県内にも、佐賀関と似た特徴を持つ、海沿いの住宅密集地があります。その一つが、海と五ヶ瀬川、それに、大瀬川に囲まれた延岡市方財町。
250世帯およそ700人の住民が暮らしていて、地区内を歩いてみると…
(田尻怜也記者)
「住宅のあいだは狭く、車一台通れるかどうかの狭さです」

消防車や救急車が通ることができない場所が多くあります。
大分市での大規模火災について住民は…
(住民)
「対岸の火事ではなくて、いつ(佐賀関のような)災害が起こるか分からない状態なので、みんな火には気をつけている」
「(住宅が)密集しているのと、海岸端なので、火は怖い」















