試合は69ー71と2点差で敗れたが藤本は「第2クォーターで接戦に持ち込まれてからは苦しい試合となりましたが、良い強度でフィニッシュ出来たかなと。初戦黒星スタートになりましたが、まだ2戦残っているので、良い準備をしたいと思います」とコメントを寄せ、逆転優勝へ気持ちを切り替えた。

ファイナル第2戦は3日に行われる。


■藤本怜央(ふじもと・れお)
1983年9月22日生まれ、42歳。9歳の時に交通事故にあい、右足のひざから下を失った。義足でバスケットボールをしていたが高校3年生の時に静岡のクラブチームにスカウトされ、車いすバスケットボールを始めた。日本では宮城MAXのエースとして天皇杯11連覇、得点王12回。パラリンピックにはアテネ(2004年)、北京(2008年)、ロンドン(2012年)、リオ(2016年)、東京(2021年)と5大会連続で出場し、リオではキャプテンを務めた。東京パラでは銀メダルを獲得。