そもそも、マイナ保険証のメリットは?
1つは、医療機関で過去の薬剤情報や健診結果を医師がその場で確認できるので、より適切な医療を受けられるようになる点です。また、窓口での高額療養費手続きが不要になるなど、利便性も高まります。

一方で懸念点としては、情報漏洩や、システムトラブルが発生した場合に使えなくなるなどのデメリットがあります。そして、高齢者などデジタル操作に不慣れな人へのサポート体制も求められることになります。

こういった懸念や、そもそもマイナンバーカードを持っていない方などが代わりに使うのが「資格確認書」です。形や大きさは加入している保険組合によって変わるので、画像は一例となります。資格確認書は、マイナンバーカードを健康保険証として利用していない人に対し、従来の保険証の代わりとして発行されるものです。つまり、マイナ保険証を持たない場合でも、この資格確認書があれば、引き続き医療機関で保険診療を受けられます。有効期間は最長で5年です。

従来の保険証も暫定措置として来年3月末までは使用できますが、あくまでも暫定措置なので、それぞれの状況に合わせて、マイナ保険証に切り替えるか、代わりに資格確認書を使うか、検討が必要です。














