子どもたちが、お寿司を通じて食品ロスを減らす取り組みなど、SDGsについて学ぶ授業が、愛媛県宇和島市の小学校で行われました。

宇和島市立天神小学校で行われた授業は、子どもたちに身近な寿司を通じて水産業や食について考えてもらおうと大手回転寿司チェーンの「くら寿司」が実施しました。

中では、とれても市場に出回りにくくあまり食べられていない「低利用魚」について、「くら寿司」の担当者が独特の匂いがするため敬遠されてきた「ニザダイ」という魚にキャベツを食べさせることで商品化したことなどが紹介されました。

この後、子どもたちは、寿司店の店員としてネタの人気ランキングをもとにいかに食品ロスを少なく商品を提供できるかを競うゲームに挑戦し、楽しみながらSDGsについて学んでいました。

(小学生)
「SDGsをもっと知って、これからも意識していこうと思う」
「一匹の魚からおすしに使えるのが、40パーセントということに驚いた。残りの60パーセントは何もしなければ捨てられるけど、くら寿司では海鮮丼の材料にしたりコロッケにしたり、養殖用のエサにしたりすることはいいアイデアだと思った」

(くら寿司担当者)
「未来を担う子供たちがどのようにすれば、将来自分たちが過ごしやすい未来になるかということを、しっかり考えてもらってそれを一緒に協力できれば」

くら寿司では、低利用魚や魚の端材を使った寿司の販売に取り組んでいて、全国の小学校でSDGsをテーマに授業を行っています。