楽譜は「聴いて、手書き」

戦後、沖縄を統治した米軍によって持ち込まれたジャズ。

当時、市販の楽譜はほとんどなく、バンドマンたちは客の兵士に頼んでレコードを手に入れ、一音ずつ耳で拾って譜面を書き起こしました。

吉雄さんが手書きした楽譜


「手書きなんですよ。レコード聴いて、全部自分で、全部手書き」

この努力を重ねた世代が、沖縄にジャズ音楽を根付かせました。