大分県のブランド魚で臭みがなく、さっぱりとした味わいが特徴の「かぼすヒラメ」と「かぼすフグ」の魅力を発信しようと、大分市で試食会が開かれました。

この試食会は、県漁業協同組合が初めて開催したもので、大分市のホテルには生産者や市場関係者などおよそ20人が集まりました。

県漁協の中根隆文組合長が、「さらなる認知度アップと販売促進を図りたい」とあいさつしました。

かぼすヒラメとかぼすフグは、県特産のかぼすの果皮をえさに使った養殖ブランド魚で、主に佐伯市などで生産されています。このうち、かぼすヒラメは去年72トンが出荷され、需要の高まりから出荷量はこの5年間、年々増加傾向にあるということです。

(かぼすヒラメ生産者コーヨーマル水産 山本裕太郎専務)「かぼすヒラメは今がちょうど脂がのっている時期なので、これから食べごろと思っています。生でそのまま一度食べていただいて、本当に臭みがないことがわかると思います。鍋に入れても唐揚げにしてもおいしく食べられるのが魅力です」

県漁協は今後もPR活動を行い、両ブランド魚の認知度向上を図りたいとしています。