即日降板は法律上問題なし「労働契約ではないため」

 国分氏からは「聞き取り後、その場で降板を告げられた」という主張のほか、記事冒頭でも触れた「何がコンプライアンス違反か答え合わせがしたい」という主張がありました。

 これに関して日本テレビ側は、「国分氏が自ら話した内容だけでもコンプライアンス違反」「『青少年に見てもらいたい番組』に選定された番組を降板してもらうことは即断せざるを得ない」と強めの主張をしています。

 河西弁護士は「労働契約であれば、理由の説明や弁明の機会を設けないと法律上、解雇は無効」としたうえで、国分氏と日本テレビの関係は「タレントとしての業務委託契約」のため、労働契約は適用されないと指摘。そのため、国分氏が主張する「理由を告げない」「即日降板」「弁明の機会を与えない」というのは法律上問題ではないといいます。