不意打ちだった?聞き取りの経緯

 会見で明かされた国分氏側の主張は以下の通りです。

 ▽異動のあいさつで日本テレビに呼ばれる
 ▽その後、弁護士が現れ、突然の聞き取りが始まる
 ▽国分氏はスマホで録音をしたが、弁護士がプライバシー保護を理由に削除を要求

 このとき「ノートとペンでのメモ」は許可されたとのことですが、国分氏は「突然の聞き取りで手が震えて何も書けなかった」と話しています。

 国分氏の主張を受けて、日本テレビ側は以下のように主張しています。

 ▽目的・趣旨を説明し、国分氏の了承を得てからヒアリングを行った
 ▽事前に伝えていれば、関係者への接触など不測の影響が考えられた

 日本テレビ側の対応について河西弁護士は、あいさつという名目で呼び出してのヒアリングは「やや強引だ」としつつも「違法とまでは言えない」といいます。録音についても、「無理やり削除させた」のではなく「削除を要求した」ということから、こちらも「違法とまでは言えない」としています。

 また、日本テレビ側が削除を求めた背景として、録音データが流出することを強く懸念したのではないかと推察しています。