突然「降板」と告げられた時の気持ちは?

弁護士:
それではご質問がある方からご質問を受けたいと思いますが今、説明を申し上げた通り、こちらで説明できる範囲を制限されていることもご理解していただければと思います。
――今日の『週刊文春』のオンラインバージョンに「鉄腕!DASH!!」のスタッフの女性の問題が出ていました。それに関してできる範囲で。
弁護士:
その点に関しては、コンプライアンス違反の内容に関わる問題だと思いますので、冒頭申し上げた通り、誠に申し訳ありませんけれども日本テレビから制限されておりますので、今の段階では説明は控えさせていただきます。申し訳ありません。
――6月に番組の打ち合わせということで日本テレビに赴いて聞き取りがあり、そのまま降板を伝えられたと。国分さんにとっては突然の出来事だと思うが、改めてその時の気持ち、降板を聞かれたときの気持ちは。
国分太一さん:
はい。当初は「制作局長と日本テレビ「鉄腕!DASH!!」のプロデューサーが新しく変わりますので、ご挨拶したいです」ということで、日本テレビに伺いました。
制作局長の方と少し会話をした後に「コンプライアンスについて2、3伺いたいことがある」というふうに言われ、コンプライアンス局の方、それから弁護士の方が現れ、そこで突然の聞き取りが始まりました。
その聞き取り後、執行役員の方が来られ、そこで降板を告げられました。突然の聞き取りということもあり、かなり動揺し、緊張して、何が始まるんだろうという、そんな気持ちで聞き取りが始まりました。
とても冷静ではなかったような気がしています。
それでも、何とかこのような状況をしっかりと受け止めて、受け止めなければいけないと思い、スマホの録音機能を回しましたが、その行為を弁護士の方に見つかり、削除するように言われました。その削除の理由は、プライバシーを守るためなのでご了解を得たいということで、その場で削除することしかできませんでした。
その後、コンプライアンス局の方から「何か思うことは、このノートとペンでメモってください」ということを言われ渡されましたが、先ほども言いましたが、突然の聞き取りで緊張、それから不安、いろいろあり、手が震えて何も書けなかったことを覚えています。
そして、執行役員の方からその場で降板を告げられました。そんなことがある、なんていうのはもう頭の中に全くなかったので、頭が真っ白になってしまい、「番組はどうなるんだろう」「メンバーに大変迷惑をかけた、他のテレビ局の皆さん、スポンサーの皆さんにどうしたらいいんだろう」という気持ちになり、その場で「本当に申し訳ございませんでした」、その言葉を言うのが精一杯でした。

















