長野県内ではインフルエンザ患者が急増しています。警報が出された先週に比べてさらに2倍以上になっています。
今月23日までの1週間に確認されたインフルエンザ患者は1医療機関あたり63.42人と、前の週(30.61人)の2倍以上、2週間前(11.51人)の5倍以上と急増しています。

保健所別では、松本でおよそ156人、伊那と飯田で83人ほどと、12か所中10か所で警報基準の30人を上回っています。
この影響で6校が休校したほか、187の学校などで学年閉鎖や学級閉鎖がありました。

長野市の子ども向け屋内施設。インフルエンザの流行を受けて、遊具の消毒などの感染対策に追われています。
ながのこども館 中綾子さん:「消毒の頻度をこの時期に合わせて上げている。お子さんが触るところですね。触るだけではなく、足をつけるところも。基本的に裸足で過ごす人が多いのですべてを消毒しようと努力していますが、なかなか範囲が広いので…」

また、遊んでいる時になめてしまったおもちゃは、より念入りに塩素消毒をしています。

保護者はそれぞれの家庭でどんな対策をしているのでしょうか?
保護者:「家に帰ったら必ず全部着替えをさせて、風呂場で足をしっかり洗って家に菌やホコリを入れないように気を付けている」
保護者:「加湿器をずっとつけていることと、みかんを一杯食べています。あと柿もビタミンC一杯だから。この子は野菜を結構取るようにしています」
こちらの家族は、様々な対策をしていたものの、2週間ほど前に、家族全員がインフルエンザにかかってしまったといいます。
保護者:「上の子が急に夜中に発熱して、次の日に下の子も発熱して、病院受診したらインフルエンザということで…。私もそのあとかかっちゃって、対策してもよだれや食べ物を触ると、完全に防ぐのは難しい」
県によりますと1医療機関あたりのインフルエンザ患者が60人を超えるのは2019年のピーク時以来です。
しばらくは流行が続くと見られ県は感染予防を呼びかけています。














