ヤクルトからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している村上宗隆(25)が23日、神宮球場で行われた「ファン感謝DAY2025」に出席し、集まったファンに向けメッセージを送った。

村上は「アメリカに挑戦することになりました。本当に8年間、たくさんの声援に力を押してもらいました。その力が僕の力になっているのは間違いないです」と感謝を口にした。

続けて「これからいろんな困難があると思いますけど僕自身目の前の壁に全力でぶつかって、当たって砕けろの気持ちで頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」と決意を込めた。

池山隆寛監督(59)は「私の頭の中には、もう来年が始まってます。戦う気持ちでいっぱいです。皆さんと一緒にその戦い、来年から1人いませんが、大きな穴が開いてしまいます。その穴をみんなの力で埋めまして、来シーズンこそは勝ちたい。皆さんとともに喜びを分かち合いたいと思います」と話した。

最後はサプライズで村上を胴上げ。マウンド付近で5度宙に舞い、球場は温かい拍手に包まれた。

村上は九州学院高(熊本)から17年ドラフト1位でヤクルトに入団。22年には日本選手最多の56本塁打、打率3割1分8厘、134打点をマークし、史上最年少の22歳で三冠王に輝いた。今季は怪我の影響もあり、56試合の出場に留まるも22本塁打を放った。