■クイーンズ駅伝2025(23日、宮城県松島町~仙台市 全6区間、42.195km)

“駅伝女王”を決めるクイーンズ駅伝(第45回全日本実業団対抗女子駅伝)が行われ、エース区間3区(10.6㎞)で資生堂の五島莉乃(28)と、JP日本郵政グループの廣中璃梨佳(24)が激走。五島が32分54秒の区間新記録を樹立した。

上位陣は混戦となり、第2中継所では8位でタスキを受けた五島は前半から飛ばして一気に6人を抜き2位まで順位をあげた。一方、10位でタスキを受けた廣中は、7人抜きで32分56秒と自身の区間記録(33分04秒)を更新。五島に2秒記録を塗り替えられたが、順位を一気に3位まで押し上げた。

トップを走り続けるエディオンは、矢田みくに(26)が東京世界陸上10000m代表の経験を生かし、単独走でもリズムを崩さず1位のままタスキリレー。4区の中島紗弥につないだ。

実業団駅伝デビューとなった三井住友海上・不破聖衣来(22)は序盤は自分のリズムで走り、後半から徐々にペースアップ。9.5㎞付近で不破が一気に5人抜きで11位からシード権内の6位までチームを引き上げ、中継所手前では女子マラソン日本記録保持者の天満屋・前田穂南(29)を抜き、5位でたすきを渡す快走を見せた。