山口県上関町に建設計画が持ち上がっている使用済み核燃料の中間貯蔵施設を受け入れないよう21日、兵庫県の脱原発市民団体が町に申し入れをしました。
申し入れをしたのは脱原発の10団体でつくる「上関に原子力施設はいらない兵庫の会」です。

中間貯蔵施設の建設を受け入れないでほしい」とする町長と議長宛ての申し入れ書を担当の職員に渡しました。
中国電力は当初、関西電力と共同で施設の開発を進める可能性を示唆していました。一方、関西電力は福井県内の使用済み核燃料を遅くとも2035年末までに県外へ運び出す方針を示しています。
現時点で共同開発の具体的な計画は出ていませんが、搬出先は上関町が有力ではないかととされていて、地元では県外から核のごみが持ち込まれることに懸念の声もあがっています。
上関に原子力施設はいらない兵庫の会 末田一秀さん
「関西電力管内に住む市民として自分たちの出した使った電気でできた原子力のごみを山口県に押しつけるのは許されない」
兵庫の会では山口の団体と講演会や映画の上映で交流し、連携を深めたいとしています。














