霧島市の飲食店で集団食中毒が発生し、県はこの店に対して4日間の営業停止命令を出しました。客の3人から「カンピロバクター」が検出されました。

営業停止命令を受けたのは、霧島市国分中央の「居食屋中吉」です。

県によりますと、この店で今月13日に鳥刺しや鶏のから揚げなどを食べた3人が下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えました。県が検査したところ、3人から生肉などに付着する菌「カンピロバクター」が検出されました。

このため県は「居食屋中吉」に対し、今月22日から25日までの4日間、営業停止を命令しました。3人は全員快方に向かっているということです。

「カンピロバクター」は、鶏肉や牛のレバーなど生肉に付着している菌で、り患すると下痢や腹痛、発熱といった症状が現れます。

県は食中毒の予防対策として、
▼生肉を取り扱った調理器具を洗浄・消毒すること、
▼生肉を取り扱ったあとは手を洗うこと、
▼生肉を焼くときは75度以上の温度で1分間以上を目安に加熱すること、などを呼びかけています。