大分市で発生した大規模火災は出火から3日目を迎える中、燃え広がる危険がなくなったとして、鎮圧が発表されました。

大分市佐賀関で今月18日に発生した大規模な火災。飛び火した無人島を含まない半島側では火の勢いが弱まり、燃え広がる危険がなくなったとして、きのう夕方、鎮圧が発表されました。

大分市によりますと、連絡が取れなくなっている稲垣清さん(76)の住宅が火元とみられ、警察はここで見つかった遺体の身元の確認を進める一方、近くに住み、現在避難している女性と共に、きのう、実況見分に入りました。

現地で撮影した画像には、密集した住宅地で焼け崩れた家屋が写し出されていました。

規制線の中に入った女性
「台所の窓の下は残っているけど、ボイラーの管はそのまま残っているけど、犬小屋は残ってて、上の網やネットとかはない」

170棟以上が焼けた火災はひとまず鎮圧に至ったものの、住む場所を失った被災者の避難生活は続きます。