およそ40年間にわたりJR松本駅で使われ、惜しまれながら新しい音声に変更された到着のアナウンス。「まつもとぉ~まつもとぉ~」の音声が、駅の自由通路で再び流されることになりました。

16日まで松本駅のホームで流れたアナウンスは国鉄時代のおよそ40年前から使われていました。声優の沢田敏子さんが録音したもので、JRの設備更新に伴って新たな音声に変更されました。

松本市 臥雲義尚市長:「松本で生まれ育った幅広い世代の人たちにとって、何らかの形であの音声は耳に残っていて、ふるさとへの思いを問い直すようなものだったと思っておりますので、これを我々が引き継げるなら引き継ぎたいと思って取り組んだところです」
臥雲市長は20日の記者会見で、16日まで使われていたアナウンスの音声を市が使用できるようになったと明らかにしました。

市によりますと、アナウンスを何らかの形で残してほしいという要望が、市民などから数多く寄せられていたことから、音声の権利を持っている団体と交渉し、営利目的でなければ無償で使用できることになったということです。
ホームでのアナウンスは新しい音声を使用しているため、これまでの音声は、市が所有する東西自由通路で特急あずさの到着に合わせて流すことを考えているということです。














