10月、宮城県栗原市の山林で女性がクマに襲われ死亡し、その後、罠で4頭のクマが捕獲されました。DNA鑑定の結果、4頭は女性を襲ったクマとは別と見られることが判明しました。

10月3日、栗原市栗駒文字の山林で、キノコ採りをしていた75歳の女性がクマに襲われ死亡し、別の70代の女性も行方がわからなくなっています。市は現場近くに箱わなを設置し、成獣のクマ2頭と子グマ2頭を捕獲し駆除していました。死亡した女性の服や靴には、襲ったクマの唾液などが付着していたと見られ、DNAを採取できたということで、市は岩手大学に依頼し、捕獲した4頭と一致するか調べていました。

その結果19日、一致するものはないと判定されたということです。4頭は女性を襲ったクマとは別の個体だったと見られます。現場付近では、ここ1か月間は新たにクマは
捕獲されていないということですが、栗原市は引き続き警戒を呼び掛けています。