夫婦で共謀して、当時2人が住んでいた団地の部屋に放火したとして20日、20代の男と女が出雲警察署に逮捕されました。
現住建造物等放火の容疑で逮捕されたのは、出雲市に住む無職の男(25)と女(25)です。
調べによりますと2人は、今年7月14日、共謀の上、出雲市古志町の県営団地に放火しようと考え、午後5時前から午後6時30分ごろまでの間に、当時2人が住んでいた部屋に放火し、部屋の柱や壁などに火を燃え移らせ、柱など約37平方メートルを焼損させた疑いが持たれています。
火災は7月14日に発生。14日午後6時30分ごろ、近所に住む人が団地の一室の窓から炎が上がっているのに気づき110番通報、火はおよそ3時間後に消し止められましたが、この火事で、逮捕された2人が住んでいた4階の一室が焼けました。この火事によるけが人はいませんでした。
出火当時、2人は外出していましたが、2人や関係者への聞き取り、現場の検分、防犯カメラ映像など、所要の捜査の結果、2人の容疑が固まったとして20日に逮捕しました。
女は「わざとではない」、男は「なぜ、火事になったか分からない」と、2人とも容疑を否認しています。
事件の経緯や動機などについて、出雲警察署が調べています。














