島根県松江市を拠点に路線バスや貸切バスなどを運行する松江市交通局は男性運転士(40代)の乗務前検査でアルコール分が検出され、20日付で減給の懲戒処分にしたと発表しました。
交通局によりますと、男性運転士は11月13日、昼からの勤務で午後1時50分に乗務前のアルコール検査を受けました。
検査は2回行い、1回目で呼気1リットル当たり0.073ミリグラム、10分後の2回目でも0.06ミリグラムが確認されたということです。
交通局の内規では乗務前日は飲酒禁止で、乗務前検査ではアルコール分が検出されないよう定められています。
このため交通局では運転士を乗務から外し自宅謹慎にして処分を検討した結果、2022年にもアルコール反応で厳重注意を受けていたことから、今回減給10分の1、3か月の懲戒処分としました。
聞き取りに対し運転士は、この日は午後からの勤務だったので、休みの前日に自宅でビール700ミリリットルとハイボール850ミリリットルを飲んでしまったと話し、反省しているということです。
交通局では全職員に対し局長名で通告を出し、服務規律の確保と再発防止を徹底したとしています。














