鹿児島県奄美大島の大和村で19日夜、火事があり、住宅など3棟が全焼しました。
焼け跡から1人が遺体で見つかり、警察が身元の確認を進めています。

奄美警察署によりますと、19日午後11時半すぎ、大和村湯湾釜の住民から「隣の家が火事です」と119番通報がありました。

火はおよそ1時間後に消し止められましたが、この火事で、農業・上原信子さん(85)の木造平屋住宅1棟と隣接する倉庫1棟と風呂場1棟、合わせておよそ110平方メートルが全焼したほか、軽乗用車2台も焼けました。

焼け跡の住宅の玄関付近で1人が遺体で見つかりました。

上原さんはいずれも60代の長女と次女、長男の4人暮らしで、出火当時は全員、寝ていたということです。上原さんと長女、次女は逃げ出して無事でしたが、長男と連絡が取れていません。

警察が遺体の身元の確認を進めるとともに火事の原因を調べています。