国の研究機構が開発し、品種登録した“高級ブドウ”「シャインマスカット」、海外への違法な流出が懸念されます。

中国の検索サイトでも画像が多数…相次ぐ不正流出

19日、茨城県の無職の女性(54)が「シャインマスカット」の苗を無許可で販売したなどとして、警視庁に書類送検されたことがわかりました。

女性は、ホームセンターで購入した苗を自宅で増やし、フリマサイトに1株3000円ほどで出品していたということです。

警視庁は女性の販売先から海外に流出していないかなど、詳しく調べる方針です。

Nスタ スタッフ
「中国の検索サイトで『シャインマスカット』と検索すると、たくさん(画像が)出てきました」

中国のスーパーマーケットの画像です。売られているシャインマスカットの値札を見ると、産地は「中国・雲南省」となっています。

シャインマスカットの苗木は、海外に不正に持ち出すことが禁じられていますが、近年、流出する事例が相次いでいます。

農林水産省の試算によりますと、日本の損失は年間100億円以上だということです。