政府の「ガソリン補助金」の増額で、全国ではガソリン価格が値下がりしています。離島が多く、ガソリンが高いことで知られる鹿児島県。今後、値段は下がるのでしょうか?

(記者)「屋久島町のこちらのガソリンスタンドでは、先週に比べて5円ガソリン価格が下がりました」

今月13日ガソリンと軽油の補助金が1リットルあたり5円ずつ引き上げられたことを受け、こちらのスタンドではこの1週間で、レギュラーガソリンが177円から172円に下がりました。

(介護ヘルパー)「車で結構走る。1週間に1回給油している。移動にお金がかかるので、ありがたい」

(観光客)「年寄りはレンタカーとかタクシーに依存しやすい。(ガソリン)が安くなるのはありがたい」

資源エネルギー庁によりますと、県内のレギュラーガソリン価格は、おととい17日時点で1週間前と比べおよそ2円値下がりし、181.5円でした。

一方で、県内のレギュラーガソリンの価格は全国で最も高く、最も安かった埼玉県と比べると、18円以上も高くなっています。

(ENEOS屋久島安房SS・末原信作さん)「ニュースで見るような単価と比べると、島は高い。島民の負担を感じる」

年末に向けたガソリン暫定税率の廃止で、県内のガソリン価格はワーストから脱却できるのでしょうか?