長野県上松町にある県道のトンネルでコンクリートの厚さが設計の2割以下の場所があることがわかり、補修工事を行うことになりました。

コンクリートの厚さが足りないことがわかったのは、2002年に完成した上松町の県道上松南木曽線ねざめトンネルです。

県が調べたところ、トンネルの334mの区間でコンクリートが薄いことがわかりました。

設計では30センチのところ、最も薄いところで4センチしかなかったということです。

トンネルは応急工事を行い交通に支障はありませんが、今後業者の負担で補修工事を行うことにしています。

共同企業体を組んだ県内外の3社は、県の聞き取りに施工不良があったことは認めているものの、当時の経緯は分からないと話しているということです。